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タイで30年 テレビ・CM製作のコーディネーター タイミカサ

洪水後のタイらしい対策って何か?

昨年から新年にかけてタイは50年振りと言われる大洪水に見舞われました。
17年前のテレビ映像を見ますと、国王が歴史上の洪水例を上げられての洪水
対策のお話をされておられました。もともとラマ5世が上下水道の役割、交通
網としてバンコクの運河を人工的にお作りになり、同時に海抜0メートルの地
勢対策も含まれたものだったようです。国王のお話の中で水位はどのようにし
ても変わらない、なので運河を深く掘っても治水対策にはならず、むしろ運河
幅を広げる努力をしなければ解決できないと申されておるのが印象的でした。
現状を見るにダムなどに絡む河への見方と、自然破壊による濁流の南下の両方
の性格を持ち、海抜0メートルの洪水水量の停滞による被害が大きかったと思
います。こんな中、国王の一時の被害はあっても水量を広げ、早く海に放流す
る方をとるべきとのアドバイスが残っており、一貫した治水対策の素晴らしさ
を感じさせられました。
さて、その後ですが、やはり時間が立つほどに本当の被害者以外は、一時程で
は無いように思われます。その後の対策にこれと言った目立つ者も無く、ボラ
ンテイアブームを若者の間に巻き起こしたぐらいと思われます。
そんな中でタイらしい洪水後の対策として、昔よりあります家毎引越し、この
引越しは家の中の冷蔵庫からテレビから家裁道具一切そのままで、丸ごと引越
しさせる方法です。道ひとつ隔てて、洪水とその被害から逃れたなどあって貴
重なその業者さん活躍しているようです。建物など2メートル以上高くしてし
まうなど朝飯前だそうです。以前番組内でもご紹介いたしましたが、大洪水騒
動の中、重宝されている姿をご紹介いたしたいですね。
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