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タイで30年 テレビ・CM製作のコーディネーター タイミカサ

近隣の宝石事情

これまで鎖国のような国ミャンマ、難民の国だったカンボジアなどには、興味ある
宝石の露天掘りが見られます。一時は東南アジア特にタイの宝石市場ということで、
多くの業者さんも展開されておりましたが、価値観の変化などからスリランカなど
の中継地点としてのタイの鮮明さはなくなった感じですが、如何でしょうか。
インターネット情報などから容易な情報下、現場に行かなければわからない、そし
てあるチャンスを夢見させる宝石の露天掘りは興味あるものではないでしょうか。
カンボジアのパイリン地区のサファイヤ、10年以上前には大きなサファイア石を
得て、一夜にして大金持ちサファイア御殿と呼ばれる全チーク材の御殿を建てた方
もおりました。そして政情が変化しつつあるミャンマには、鳩の血の色赤いルビー
の露天掘りのあるモゴック、中国人には貴重な輝石として取り扱われるチン族の治
めるチン州のヒスイの露天掘りなどございます。このチン州ではダンプで近くの川
原に露天掘りされた石が大量に運び込まれる。この現場にはたくさんの人間が屯し
ており、石が届くと我先に取り合いその石を水につけながら、一攫千金の夢のある
ヒスイの多く含まれた石を必死で探す光景が出現します。このヒスイの石は、水で
ぬらすと一部大小の緑の点が出てくる。この大きさで親方に持ち込み大きく割って
みるとその緑の厚さが出てくる。それがその日の収入につながり、一攫千金にも係
わるのである。その現場にはスクリーンを張った堵場が立ち、労務者の僅かな収入
を吸い上げて、その場を離れられないしがらみを作り上げている。
ミャンマでは、ヤンゴンで毎年、政府主催の宝石展示会が立つ。また中心のボジョ
ー市場には、多くの個人や業者が集まり宝石の売り買いがなされているが、宝石の
統制には厳しいものがあるので注意を要します。次の機会には、その一攫千金の夢
のある場所まで詳しくお書きしようと存じます。

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ブログも書かず年末になってしまいました。久しぶりの燕の巣洞窟手配

本年も早い1年でした。当地では50年振りの大洪水に見舞われ、いまだにその災害が
残っております。政権の移譲があってすぐの出来事で、国内政治はまだ混乱から抜けて
はおりません状況下です。
この12月、久しぶりに南タイ燕の巣洞窟の撮影のご手配させて頂きました。これまで
協力頂いた巣取り職人のチームはその全員が協力してくれました。300近い燕の巣洞
窟の管理採集を任されているメインのチームです。タイに4人しかいない採集権利者よ
りの撮影許可など、複雑な仕組みの中ですから手配は難しい事に間違いありません。
今回は、レックとニックネーム名で呼ばれております権利者の方から許可頂き、3エン
ジンのスピードボートの協力も得て、思うようなご手配させて頂いたと存じます。最近
は、ハウス物と言うかマンションで巣作りされたものが多く出回るようになりましたが、
この物も新たなエリアで質の良い物が出始めております。興味のある方はご一報下さい。
昔話のようなホテルが一部を燕に、人と燕が同居と言う構図の場所もありますよ。
またまだ入国が難しいと思われるミャンマにも燕の巣洞窟があります。新たな目線で撮
影などでは、未知な面白さがあると存じます。興味おありでしたらご連絡下さい。ご手
配させて頂きます。アンダマンから更に、インド洋を見る位置まで進めるのも如何です
か。
これまで赤い燕の巣は、何度か巣作りさせられた燕が、疲れて唾液に血を混ざらせなが
ら作ったと言われておりましたが、実際は一番価値あるものをカモフラージュした話で
もあったわけです。タイではタイ湾サイドチュンポンの燕の巣が、一番高く勝ちあるも
のと言われております。最近はいろいろな情報が先走りして、価値観の高い巣は表に出
なくなっておりますようです。赤い燕の巣は、その洞窟の鉱質によるもので、さすが洞
窟物と言われる厚みのあるすばらしい形状をしております。やはりマンション物は、時
間をかけず採集してしまいますので、洞窟物のようにしっかりした形状ではないのです
が、現状では多く出回っております目にする燕の巣です。